2013年5月26日日曜日

ドローイン / アブドミナル ホロウイング(Abdominal Hollowing) エクササイズについて

日本ではドローイン・エクササイズと呼ぶが

アブドミナル ホロウイング(Abdominal Hollowing)の英単語を使って
YouTubeで検索するとたくさんの映像がある。

・ドローイン / アブドミナル ホロウイング(Abdominal Hollowing) エクササイズについて

  • ひとつの筋に焦点を合わせることは、通常、安定性の強化にはならず、むしろ、定量的に安定性の低下をもたらすパターンを生じさせる。
  • 腹横筋、多裂筋などの筋を単独で鍛えることは不可能である。
  • アブドミナル ホロウイング(Abdominal Hollowing) のテクニックは行ってはならない。脊柱の存在的な発揮エネルギーを低下させ、耐えうる負荷が低くなるからである。


脊椎安定性を測定した研究)

  • 最も重要な安定筋は運動課題に得意的であるため、脊椎の主要な安定筋を標的にしてるとはいえない。
  1. 腰方形筋はときに最も重要な筋であるにもかかわらず、この筋を無視している。
  2. 腹筋群を内側に引くことは逆に安定性を低下させる。
  3. 腹横筋に関して、特定の背部障害を有するクライアントにおいて、この筋を活動させることによって別の障害が起こる可能性を示唆する知見があるが、これは他の多くの筋が活動することを原因としても起こる可能性があるため、結局、なにも腹横筋の限った事でないことを示している。
  • 腹横筋は非常に収縮レベルが低く、運動課題に対して内腹斜筋と共同で働くため、単独にこの筋だけを活動させることはできない。
  • よって、腹横筋に重点を置くエクササイズの狙いは誤っている。


臨床実験研究「Physical Therapy」誌より)

同じエクササイズを特定の腹横筋の単独エクササイズ(ホロウイングなど)と組み合わせて実施。
腹横筋トレーニングを加えることにより効果は低下した。
それに対して、
腹部のブレーシング(腹筋と背筋を共縮させる)は安定性を促進する。


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