2014年1月19日日曜日

コオーディネーショントレーニングとは

今まで、コオーディネーション(KO-ORDINATION)とはと質問を受けた場合
私は下記の様に返答してました。

(返答)コオーディネーション(KO-ORDINATION)とは「あらゆる状況下で瞬時に対応出来る運動能力」、またよく「巧みさ」「巧みさとその発達」と表される事がある。
教科書的な例を上げると、「馬に乗る技術」、「弓を射る技術」を「馬に乗りながら弓を射る技術」などがあり、「サッカーで言うと、いつも整備された施設・グランドで練習をし、試合会場に行ってみたらデコボコした土のグランドで、いつものようにパフォーマンスが出来るか?」または「練習場所の外野は静かか?うるさいか?試合当日うるさくても練習時の様に落ち着いた心理状態でいられるか?」などである。あと、ベルンシュタインの考え方は理学療法などの基礎的部分の元になっている。

しかし今まで「コオーディネーションとは何ですか?」と質問を受けた事はなく、「コオーディネーションについて」説明する時、上記の説明をしていた。

今回「コオーディネーション」について講義を受ける機会があり、原則を書き留め紹介したい。

○コオーディネーション トレーニングの一般原則
(GENERAL PRINCIPLE OF KO-ORDINATION TRAINING)
HARTMAN , 2010

原則1

「トレーニング内容は、まずもって自らの体を動かしながら行うエクササイズであること。」

原則2

「運動系の技術と組合せて行う場合には、その技術はすでに習得されていること。」

原則3

「情報分析器官(視覚、聴覚、筋感覚、平衡感覚)を刺激するような要素を盛り込む。」

原則4

「エクササイズは、コオーディネーション能力が優勢的に要求される内容であること。」

原則5

「色々な動きをミックスしながら運動の内容を次々と変化させる(バリエーション)。」

原則6

「簡単なエクササイズと難しいエクササイズをミックスさせながらコオーディネーションの難易度を様々に変化させる(コントラスト法)。」

原則7

「コオーディネーションの難易度、または要求度合いを少しずつ高めていく。またそうすることにより、コオーディネーショントレーニングの効果が最大限に発揮される(オーバー・ポテンシャル法)。」

原則8

「筋力や持久力の養成を狙いとする体力トレーニング、あるいは技術トレーニングなどのセッションの一部として行うのではなく、トレーニング全体の中で独立したセッションの1つとして、コオーディネーショントレーニングを設ける。」

原則9

「コオーディネーショントレーニングでは、心身ともにフレッシュな状態で行なうことによって、トレーニングの最大効果が得られる。そのため、例えば持久力トレーニングのや筋力トレーニングを行った直後のように、心身ともに疲労困憊した状態で行なうことはできるだけ避けるようにする。」

原則10

「スポーツ種目ごとの専門的コオーディネーショントレーニングを行う場合には、その種目で要求される動き方や技、あるいは特有の状況などを可能な限り組み込むことによって、種目ごとに必要とされる専門的コオーディネーション能力を効果的に向上させることが可能となる。」


○プログラムの作成

  • コオーディネーションスキルの完成度は60%位が良い。
  • それ以上はスキル化の情報刺激がなくなる。
  • コオーディネーショントレーニングは、回復は当てはまらない。回復ではなく適応である。
  • 1週間の中で30-45分で維持。
  • 向上では、それ以上の時間が必要。

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