(肯定派)
・理論的には、コアは複数の点で競技パフォーマンスに影響を及ぼす
- コアは体幹部と骨盤を安定させるため、テクニック面で利点をもたらす可能性。
- コアは下肢から上肢へと力を伝える媒体である。
- コアの筋群は競技動作に積極的に動員される可能性。
(反論)
○パフォーマンスを向上させると主張されてるにもかかわらず、コアトレーニングと競技パフォーマンスを結びつけようと試みた研究はほとんど存在しない。
○数少ない研究も結果にばらつきがある。
e.g.,コアサーキットワークアウトは運動力学的変数に有意な影響。
ワークアウトがコアの筋を疲労させ、パワーレベルを維持するために
異なる動作戦略を選択(代替的動作パターン)
○コアトレーニングとパフォーマンスを調査した諸研究の結果から、何らかの役割を果たしているとしても、それは極めて小さなものであると示唆。
○目的がパフォーマンスの向上ならば、コアトレーニングに重きを置くべきでない。
- コアスタビリティの向上はスキル特異性。
- 「伝統的な」レジスタンスエクササイズを実施している健康なアスリートは、十分な量のコアトレーニングを行っている。
- クリーン、スナッチ、ジャーク、プル、デッドリフト、スクワットなどの多関節エクササイズで効果を得られる。
(肯定派)
・運動科学の文献、有力メディア、商品コマーシャルはパフォーマンス向上、腰部の傷害予防、腰部損傷の治療に対してコアトレーニングの価値を称賛。
(反論)
- 科学的には、コアトレーニングの効果に対して結論は出ていない。
- パフォーマンスに対するコアトレーニングの効果については証拠不十分。
- エクササイズ様式をS&Cプログラムの重要な一部とするには至らない。
- 傷害予防の点では非特異的腰痛と特異的腰痛の差異でなく、より効果的エクササイズタイプに目をむける。
- 治療に関してはエクササイズが効果的であるようである。
(Vol 21, Nun 1, jan/feb 2014 p42-p47)
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