2012年11月11日日曜日

エルゴジェニック・エイド/クレアチン・ローディング方法

※ローディング方法は書いてありますが、トレーニング処方はまだ書いてませんが、
内分泌応答の成長ホルモン濃度上昇で使うプログラムと同じ、休息時間を短くして乳酸濃度が上昇する(筋肥大)プログラムになります。



クレアチン摂取の望ましいプラン

3段階に分け摂取
 第一段階 多供給期・1日20-25g
・5-7(5-6)日間摂取
・体重1kg当たり0.3g
・1日摂取回数はトレーニングにより4-6回
・食間、トレーニング後

・最大効果を最大限得るために
クレアチンと一緒に炭水化物を含む飲料を摂取 (インスリンが重要な刺激)

×果糖(フルクトース)は摂取せず
グルコース、グルコース複合体、ブドウ糖(サッカロース)を摂取
 第二段階 維持期・1日2-3g
・体重1kg当たり0.03g
・トレーニング後
・28日間摂取
 第三段階 浄化期・通常、3週間程度経過後
再び、多供給期へ


クレアチン摂取がパフォーマンスに与える効果

・エクササイズの休息時間が非常に短い場合のみ効果が実証。
・60秒以上のパフォーマンスを行う場合効果をみられない。


クレアチンによる体重への影響

・短期間摂取での体重増加は、クレアチン貯蔵量増加の結果起こると考えられる水分保有
・長期間摂取での体重増加は、筋線維でのタンパク再合成率の増加。
 解糖系速筋線維(Ⅱa型)が太くなる推測。
・クレアチン摂取自体が筋原線維の合成率を高める刺激となり、除脂肪体重が増えると考えられる。


クレアチン摂取によるプラス効果

・(研究)28日摂取、高密度リポタンパクが13%増加、低密度リポタンパクが13%減少。
・(研究)56日摂取、総コレステロールと中性脂肪が減少。


クレアチン摂取と逸話的に報告される副作用

・現在のところ、長期摂取による副作用の報告はなし。


クレアチンの代謝

・自然界に存在する窒素化合物。
・肝臓、すい臓、腎臓でグリシン、アルギニン、メチオニンからも合成→筋、心臓、脳などに運ばれ
 エネルギー供給源として使われる。
・体内のクレアチンは、骨格筋95%、心臓、脳、睾丸に少量分布。
 クレアチンリン酸(PCr)約60%、遊離クレアチン約40%のかたちで存在。

・(酵素)クレアチンキナーゼの反応
 PCr+ADP -CK→ Cr+ATP
 PCr+ADP+(H+) → Cr+ATP

・クレアチンの再合成は、クレアチンは他のエネルギー機構(ミトコンドリア内で酸化する代謝)により、
 PCrに再合成 → PCrエネルギー回路 → PCrとクレアチンは生産と消費の間を往復。

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