体罰問題について、
HSSRプログラムス http://www.eonet.ne.jp/~hssr/
魚住廣信先生のNewsLetter から抜粋しました。
(以下、転載貼り付け)
第2・4週の木曜日発行 2013.01.24. VOL.304
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はじめに
年が明けて3週間過ぎましたが、話題は体罰問題です。高校バスケット
ボール部の指導で体罰が日常化していたことです。体罰という言葉に抵抗
はありますが、生徒を殴っていたという暴力という方が現実的だと思いま
す。高校のクラブ活動ですから、本来は生徒たちの自主的活動で、それを
サポートするのが顧問であるのですが、顧問が教員が自分の思いや夢のた
めに先頭に立って生徒に自分の思うようにやらせていることがほとんどで
す。そこには自主性など生まれませんし、自分で考えて解決しようという
姿勢も生まれるはずはなく、教育的指導は存在しません。何も先の高校の
バスケットボールの指導者に限ったことではなく、中学生の指導において
も小学生の指導においても現実に多くのスポーツ指導の現場で存在してい
ます。また、クラブ活動が無期限活動停止にされたことには、その意図が
理解できません。今こそ、生徒たちの自主的活動に切り替えることを考え
たらどうでしょう。クラブ活動とはなんなのか、根本的なところをはき違
えているように思います。
問題は子供や生徒ができないことに腹を立てて殴る暴力をふるうことに
なるようですが、私から言わせれば、できないのは指導者の資質の問題で
あり、その責任は指導者の指導力のなさにあるのです。むしろ指導者自身
が自分を殴ることになるはずです。ここでも本物の指導者とは、指導する
とはどういうことかを考え、自覚して指導に望まれることを期待したいも
のです。子供や生徒を殴ることで自分のマスターベーションにすることは
許されません。どの現場でも本物の指導ができるように努力してほしいも
のです。
(以上、転載貼り付け)
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