振動プレート上の振動トレーニングの適応
仮説)
振動ストレスを受けると、微細血管中の赤血球が側方へ押され、血管壁を損傷して血流速度を低下させる。その結果、全抹消抵抗が上昇する。上昇幅は10-20%と計側されている。
調査結果)
S&Cルームで行なう振動トレーニングが神経筋発火の適応を引き起こし、筋骨格系の振動減衰能力を高める効果。
e.g.,振動要件が高くなるほど選手の振動減衰能力の高くなる。
・周波数24Hz、振幅±2.5mmにセットした振動プレート上でスクワットを60%1RM負荷で12レップ×4セット行わせた。8回のセッションで全選手の振動減衰能力が向上。
競技への適応)
・補足的な振動トレーニングによって得られる振動減衰能力の向上が競技特異性的な振動減衰能に移転し、競技パフォーマンスを向上させるかどうかはまだわかっていない。
・現時点では、振動に対する適応は通常のトレーニングから習得することが推奨。
(Nov 2013 Vol20 Number9 p32-p33)
関連:全身振戦法ウォームアップ
0 件のコメント:
コメントを投稿