五輪スノーボードクロス女子の藤森由香選手を見ていて思った事があった。
今回、彼女の全てのコンディショニング・ステージは最高だと思う。
選手や係わるコーチ、トレーナー、スタッフも完ぺきに仕事をしていた。
しかし、転倒場面を繰り返されるニュースを見ていて
コンディショニングで1つプログラムが抜けていたのではないかと思い
その抜けていたと思われるプログラムを書かなくてはと思った。
それは「バリスティ久ス:Ballistics(弾道、衝撃)トレーニング」である。
簡単に説明すると、全速力で走っている最中に衝撃的な当たりがあった場合対処出来るかである。
コオーディネーションにもつながるものがある。(参考:コオーディネーショントレーニングとは)
「受ける、放出する」は「受け身、さばく、当たりに行く」は格闘技にもつなるが、教わり数をこなす事で身に付き、その収得方法の1つとしてメディシンボールなどを使った方法を紹介。
- スポーツ競技におけるフィールド上では、信じられない刺激や強烈な興奮、行動を目にし高度レベルのエネルギーを感じる。
- 興奮を呼ぶゲームでは、全てのスポーツの試合結果に高いパワー発揮や吸収が重要な役割を果たす。
- 素早いプレーや疾走は、多くのスポーツに必要とされる短時間のエネルギーの集約によるもの。
○動作には基本的な3つの目的
- バランス維持。
- 物体を動かす。
- 物体を止める。
○多くのスポーツの運動内容
- 多方向への動作
- スピードが急に変化するスタートとストップ
- 素早い方向転換
- 地面や相手選手と衝突、接触するときの爆発的パワーの付与
- 接触時の瞬間的パワーの受け止め
- 物体への爆発的パワーの受渡し
・身体エネルギーを伝達したり吸収したりする(時間や距離をかけて力をやわらげ拡散する)能力は、パフォーマンスに重要で競技環境の中で生き残ることにも係わる。
e.g.,エネルギー管理
- 飛び込みで腹を打つ
- 水は非圧縮性で、腹打ち飛び込みは、身体は数ミリ秒の間に、非常に限られた距離の中で飛び込みの全エネルギーを処理。
- 完全な飛び込み
- 同じエネルギーをより長い時間をかけ、より長い距離を使って分散。
・相対的エネルギー管理能力(身体組織が同じレベルでエネルギーを管理出来ない)
(-)低い - エネルギー吸収能力 - 高い(+)
骨 靭帯 腱 筋
・エネルギー管理
- 身体からエネルギーを送り出す
- 形状や種々の重さのメディシンボールなど、物体を打つ、蹴る、投げるなど全て含まれる。
- 外部からエネルギーを受取る
- ボールや相手選手から身体に流入する力が含まれ、外部からの力を受取る敏感さを養う。
- ゾーン(Zone)もしくはフロー(流れ)状態
- ゾーン(Zone)やフロー(流れ)「それは楽な状態」時間も動作もゆっくりとなって、パフォーマンスは精神的なものに近づく。
○バリスティクス・トレーニング・プログラム
- 身体強化のために色々なメディシンボールを活用、接触時に即座に反応できる神経・筋系を鋭敏にするためにボールが使われる。
- 外部からの力を再度送り出すこと。
- 外力に対する抵抗やエネルギー放出スキルは、遺伝ではなく、教わなければならない。
- メディシンボールを用いた強化キャッチ
・「身体のレシーブするスキル」接触がない種目でも、なんらかの身体的接触がともなう。
・偶然の接触、転倒を上手く処理する能力。
・身体を強靭にする方法を安全な方法で学ぶ。
- メディシンボール投げと強化キャッチ
・あらゆる方向への動作発揮と吸収のパワーを付ける目的。
- あらゆる投動作のためのオーバーウエイト器具プログラム
・(ピッチャー、クォーターバック、やり投げや投動作の選手)
・身体全体を使った動作の絶妙なタイミングを学ぶ。
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