旧ソビエト連邦で、ハンマー、砲丸、槍、円盤などの重さを変えた用具(ウェイティッドインプリメント)を利用してトレーニングを行っていた。
・アンダーウェイトの(競技で使うものより軽い)用いる。
- 通常より軽い用具を投げるため発揮筋力が小さくなり、身体各部が爆発的に動き、スピードトレーニングと考えられる。
・オーバーウェイトの用具を用いる。
- 通常よりも重い用具を投げるため発揮筋力が大きくなり、身体各部の動きが遅くなり、筋力トレーニングと考えられる。
研究)以下の3点を指摘
- 多様な負荷を利用するトレーニングはスピード筋力(パワー)の発達を向上させる。
- トレーニングで用いるウェイティッドインプリメントは、標準の用具との重量差を±5-20%の範囲に留める。
- 重さを変えた用具と、標準の重さの用具をトレーニングで利用する際は、使用比率を2:1とする。
現時点)
- ウェイティッドインプリメント トレーニングによってもたらされた、オーバーハンドスローイングパワーアスリートにおける動作速度増加の神経生理学的メカニズムは完全に解明されていない。
- 速筋繊維のピーク発揮筋力は遅筋繊維の4倍にも上回る可能性があるため、高度に特異的な爆発的動作を行うことで、この高閾値の速筋繊維を動員して、発火させることができるようになると主張されている。
(Vol21 Num9 Nov2014 p65-p68)
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