2015年2月16日月曜日

研究を判読する方法

※雑誌、新聞、テレビ、インターネット、ラジオ、その他メディアから得られる、いわゆる「研究」と呼ばれるものに絶えず攻めたてられ「何が信頼性のある研究か、何が信頼性に欠ける研究なのか」を考える。

研究の目的は何であったか?
  • 何について多くを学ぶものか
  • 行動の変化を促すことか
  • 選手が効率的に練習することを助けるのか
  • 人々が健康的に食事を摂ることを助けるためか
  • 製品を売るためか

研究が報告された場所は?
  • 専門雑誌 ・記事掲載のためには、多くの専門家の密な査読を受けなくてはならない。掲載記事の信頼性はある程度保障。
  • インフォマーシャル(情報コマーシャル) ・より信頼性の低い情報というのは、有名人が推奨する「市場向き」を売りにしているにすぎない。

誰が調査を行ったか?
  • 大学
  • 産業エキスパート
  • 医療機関
  • 製造業者
・製造業者がスポンサーの研究は、特に注意深く評価すべき。
 著名なスポークマン、プロスポーツ選手に商品や技術を推奨させることが、
 研究の信頼性を打ち立てることにならない。


研究に関与したのは誰か?
  • その研究の被験者は現実的か
  • クライアントと同等の体力水準を持った様々な年齢層の男女か

研究の種類は?
  • 実地研究か実験室か、調査研究か
  • 臨床的な環境か

研究は長期的か短期的か?
  • 研究とは3日でも、3か月でも、3年でも続けることができ、そこに規制はない。
  • その成果は、半年、10-20年後にどのような副作用をもたらすものか。

サンプルサイズとは何か?
  • 研究に参加した被験者の数
・実験の被験者が、ほとんど運動していない、かなり体重が重い、人数が少ない、
 その陳述は真実であるが、誤解を招きやすい。


その研究は何処で行われたか?
  • 実験の設定は広く一般人に利用できるものか

まとめ
  • 1つの実験による結果が何かを「証明」することはない。ということに注意すべきである。
  • 研究は証明ではない。単に示唆しているだけなのである。


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