(タイトル)
スノーボードのコンディショニング:考察
クライアントのエクササイズへの理解(2000年投稿済み)
著作名 : 管理者
(キーワード)
分析/プログラムの計画
(要約)
クライアントのトレーニングに対する質問の回答・説明、一般的なコンディショニング効果と
計画の説明、スノーボード・スポーツの分析、プログラム計画には多彩の趣味を持った
クライアントのライフスタイルに合わせた計画例と、エクササイズによる身体的(心理的)
向上が1つのポイントに成る。
このレポートは、2000年に投稿済み。
今回、ホームページに掲載にあたり一部補足あり。
この掲載内容は著作者の個人的意見で有り掲載内容には一切の保証・責任は持ちません。
ひとつの考え方としてご覧下さい。
以下本文
本文はスノーボードを中心に多彩の趣味を持つクライアントがどの様なトレーニングを
行えば良いのかの質問の回答、説明用に作成。
そこで、一般の方が趣味で行うスノーボードといったスポーツについてのエクササイズの
必要性と理解とコンディショニングの計画について考えてみたいと思います。
また、これが皆さんのコンディショニング計画プランの参考になればと思います。
■コンディショニングの効果
計画されたコンディショニング効果はよく知られているように、筋力を高め、ケガを防止し、
神経―筋系の発達、運動機能の向上、心理的向上、パフォーマンスの向上が得られます。
○筋力(筋肥大も含む)を高める事により筋―結合組織を強化し関節を安定させ
パフォーマンス中や、転倒時の筋―結合組織、骨格筋系のケガを少なくします。
○神経―筋系の発達は身体の一連の動作に対して神経の運動単位の増加、動員、発火頻度の上昇、
拮抗筋の抑制の増加、共同筋の同時収縮・活性化の改善、などが得られます。
○運動機能の向上は使う筋肉を鍛えるだけでなく、運動機能を向上させる為のトレーニングを
行う事で向上します。
○心理的向上はパフォーマンス、身体的自身、闘争本能や成功への運気の寄与などが向上します。
○パフォーマンスは基本的体力、身体準備が出来てから向上し始めます。
■分析
一般人にとって、スノーボードは冬季のスポーツであり、エクササイズに充てる期間は
十分に取れますが冬季のスポーツであるためにオフシーズンにスノーボードのテクニックと
同時進行と言う訳にはいきません。
また、実際にコンディショニングの効果は個人の身体レベルと目標によりある程度の期間が
必要に成ります。
スノーボードの種類はフリースタイルとアルペンに分かれ、競技(ストレートジャンプ、
ハーフパイプ、回転、大回転、ボーダークロス、他)にフリーライディングがあります。
また草レース等ではフリースタイルとアルペンの区別はあまり無いと思われます。
このスポーツの特異性を考える上でエネルギー源の分析、バイオメカニックス的分析、
起こりやすい障害の分析を行い、この情報を基にプログラムを計画します。
○エネルギー源の分析はパフォーマンス時における時間が関係してきます。
ストレートジャンプ、ハーフパイプ、回転、大回転、ボーダークロス、フリーライディングが
行われる時間に関係してきます。
また一般に愛好家はフリーライディングを楽しむ時間が多いと思いますが、すぐに疲労したり
脚が痛くなったりと滑走時間を考えてみて下さい。そうする事によりエネルギー源の分析が
出来てきます。
これらの事から時間的部分だけで、エネルギー機構を考えるとフォスファゲン系、速い解糖、
遅い解糖、酸化系に至るまで全て使われている事が分かります。
この事から多種目、オールランド、1種目、愛好家などによって多様になってきます。これらを
考慮しエネルギー強化のプログラムを計画します。
しかし、スノーボードはフリーライディングとオールランド的なテクニックが基本と考え
フリーライディングとオールランド的な特異的コンディショニングプログラムから始め、
各種目(目標)を生かす為にインシーズン前に専門的トレーニングへと移行します。
○バイオメカニックス的分析により、どの筋群を鍛える必要があるか、どの筋活動の種類が
利用されるか、運動形態や動作にスピードが分かってきます。
考察の1つに、垂直抗力(斜面と垂直に地面から受ける力)に対して加重、抜重動作が行われ、
また身体を沈ませながら滑走など、身体のバランスが重要となってきます。
これらから筋活動については各種筋活動が使われると思われ、接地面からの刺激や
素早い切り返しにより伸張―短縮サイクルが高頻度使われていると思われる。
○起こりやすい障害の分析を行えば、どの筋群・部位を意識するかが分かってきます。
起こり得る、予測できる突発性・急性の障害、予測できる備蓄して起こる障害など。
主に首、手首、膝、下腿など、特異的に足が固定さされ、発生する障害や器具や
ライディングテクニック不備から生じる傷害など。
傷害の分析について、より明確な研究内容が必要に成ってきます。スポーツ科学者の
専門的研究を参考にし情報を集める事が重要に成ります。
これらを参考にし効率よく合理的にプログラム計画に役立てるようにします。
■ トレーニング種目
まずここで行うトレーニングの主な種目は大きく分けて有酸素性運動、レジスタンス・
トレーニング、プライオメトリックスとなり、段階的にプログラムされます。
○有酸素性運動、ここではウォーキング、ジョギング、そしてインターバル・トレーニングや
縄跳びが含まれます。
○レジスタンス・トレーニングはマシーン、フリーウエイトなどを使った
トレーニングになります。
○プライオメトリックスにはアジリティも含み、レペティション法や器具を使った
トレーニングを行います。
冬季は室内のトレーニング・コンディショニング・プログラムが中心になると思われ、
使う施設・設備によって工夫が必要になると思います。
■プログラムの計画
ここでのプログラムはピリオダイゼーション(期分け)の原理を利用し構成します。
ピリオダイゼーションとは第一段階でストレスを受け、第二段階で刺激に適応し、第三段階で
刺激に不適応になる反応をうまく利用し効果的にトレーニングを誘導する方法です。
トレーニングの効果を専門的な体力要素やパフォーマンスの向上に移行し、
オーバーワーク(特に冬は疲労を残さない)や刺激のマンネリ化を防ぎ、
持久力・筋肥大・筋力・パワートレーニングを段階的に操作し目標を達成する
可能性を高める方法です。
インシーズに近づくにつれ特異性・専門性を重視し最終的に傷害予防と運動機能の向上に
つなげて行きます。また、プログラムはマクロサイクル、メゾサイクル、ミクロサイクルに
分かれます。
○マクロサイクル、長期的トレーニングサイクル、トレーニング期間全体を指す。
○メゾサイクル、中間的トレーニングサイクル数週間から数ヶ月までの期間、その期間は様々。
○ミクロサイクル、短期的トレーニングサイクル、毎日から1週間単位のバリエーション。
またスノーボードは冬のスポーツと言う事で春夏秋にコンディショニングと同時に
スノーボードテクニックの練習が出来ない事が上げられます。
そして、スノーボード以外でも多彩な趣味を持つ人も多いと思われます。
そこで、プログラムは冬山で食べた人のシェイプアップと生活習慣病予防など含め、
多彩な趣味や日常生活にも役立つ、利用しやすいプログラムが必要になってきます。
プログラムのスタートは(冬季)シーズンオフ、春からのプログラム計画から始めます。
一度夏ごろに(クライアントの多彩な趣味に合わせ)ピークを持って行き、
これにより後に来る本格的シーズンの下調べとして役立つと思います。
プログラム開始前に必要な事は、目標を立てる・身体組成/形成・体力テストに成ります。
1)目標を立てる
目標を立てる事により、やるべき事が分かって来ます。これがマクロサイクルに成り、
その為に今行う目的が分かって来ます(メゾサイクル)。
それにより目の前の短期的な計画が立てられます(ミクロサイクル)。
2)身体組成/形成
身体組成/形成をチェックします。これにより身体の変化が分かります。
3)体力テスト
安静時心拍数・血圧・筋力・持久力・柔軟性・有酸素性運動能力・無酸素性運動能力といった
多数の項目が含まれ、プログラムの効果を検証する時に役立ちます。
体力テストは一人で行うには難しいものがあり、専門家のアドバイスが必要になってきます。
他に毎日のトレーニング日誌の記入が役立ってきます。後日、専門家のアドバイスを受ける時に
役立ちます。
■ まとめ
キーワードのひとつとして、オフシーズンからのプログラムの進行によりクライアントの
身体的(心理的)自身が向上すればパフォーマンスにも良い影響が出るでしょう。
最後にトレーニングは個人的なものであり、一人一人の目標・体力・適応の仕方・意欲が違い、
皆が同じで良いと言う訳には行きません。
これらの事柄を考慮しプランを考え、クライアントに説明をします。これらが皆さんの
参考の1つになれば幸いです。
スノーボードのコンディショニング:考察
クライアントのエクササイズへの理解(2000年投稿済み)
著作名 : 管理者
(キーワード)
分析/プログラムの計画
(要約)
クライアントのトレーニングに対する質問の回答・説明、一般的なコンディショニング効果と
計画の説明、スノーボード・スポーツの分析、プログラム計画には多彩の趣味を持った
クライアントのライフスタイルに合わせた計画例と、エクササイズによる身体的(心理的)
向上が1つのポイントに成る。
このレポートは、2000年に投稿済み。
今回、ホームページに掲載にあたり一部補足あり。
この掲載内容は著作者の個人的意見で有り掲載内容には一切の保証・責任は持ちません。
ひとつの考え方としてご覧下さい。
以下本文
本文はスノーボードを中心に多彩の趣味を持つクライアントがどの様なトレーニングを
行えば良いのかの質問の回答、説明用に作成。
そこで、一般の方が趣味で行うスノーボードといったスポーツについてのエクササイズの
必要性と理解とコンディショニングの計画について考えてみたいと思います。
また、これが皆さんのコンディショニング計画プランの参考になればと思います。
■コンディショニングの効果
計画されたコンディショニング効果はよく知られているように、筋力を高め、ケガを防止し、
神経―筋系の発達、運動機能の向上、心理的向上、パフォーマンスの向上が得られます。
○筋力(筋肥大も含む)を高める事により筋―結合組織を強化し関節を安定させ
パフォーマンス中や、転倒時の筋―結合組織、骨格筋系のケガを少なくします。
○神経―筋系の発達は身体の一連の動作に対して神経の運動単位の増加、動員、発火頻度の上昇、
拮抗筋の抑制の増加、共同筋の同時収縮・活性化の改善、などが得られます。
○運動機能の向上は使う筋肉を鍛えるだけでなく、運動機能を向上させる為のトレーニングを
行う事で向上します。
○心理的向上はパフォーマンス、身体的自身、闘争本能や成功への運気の寄与などが向上します。
○パフォーマンスは基本的体力、身体準備が出来てから向上し始めます。
■分析
一般人にとって、スノーボードは冬季のスポーツであり、エクササイズに充てる期間は
十分に取れますが冬季のスポーツであるためにオフシーズンにスノーボードのテクニックと
同時進行と言う訳にはいきません。
また、実際にコンディショニングの効果は個人の身体レベルと目標によりある程度の期間が
必要に成ります。
スノーボードの種類はフリースタイルとアルペンに分かれ、競技(ストレートジャンプ、
ハーフパイプ、回転、大回転、ボーダークロス、他)にフリーライディングがあります。
また草レース等ではフリースタイルとアルペンの区別はあまり無いと思われます。
このスポーツの特異性を考える上でエネルギー源の分析、バイオメカニックス的分析、
起こりやすい障害の分析を行い、この情報を基にプログラムを計画します。
○エネルギー源の分析はパフォーマンス時における時間が関係してきます。
ストレートジャンプ、ハーフパイプ、回転、大回転、ボーダークロス、フリーライディングが
行われる時間に関係してきます。
また一般に愛好家はフリーライディングを楽しむ時間が多いと思いますが、すぐに疲労したり
脚が痛くなったりと滑走時間を考えてみて下さい。そうする事によりエネルギー源の分析が
出来てきます。
これらの事から時間的部分だけで、エネルギー機構を考えるとフォスファゲン系、速い解糖、
遅い解糖、酸化系に至るまで全て使われている事が分かります。
この事から多種目、オールランド、1種目、愛好家などによって多様になってきます。これらを
考慮しエネルギー強化のプログラムを計画します。
しかし、スノーボードはフリーライディングとオールランド的なテクニックが基本と考え
フリーライディングとオールランド的な特異的コンディショニングプログラムから始め、
各種目(目標)を生かす為にインシーズン前に専門的トレーニングへと移行します。
○バイオメカニックス的分析により、どの筋群を鍛える必要があるか、どの筋活動の種類が
利用されるか、運動形態や動作にスピードが分かってきます。
考察の1つに、垂直抗力(斜面と垂直に地面から受ける力)に対して加重、抜重動作が行われ、
また身体を沈ませながら滑走など、身体のバランスが重要となってきます。
これらから筋活動については各種筋活動が使われると思われ、接地面からの刺激や
素早い切り返しにより伸張―短縮サイクルが高頻度使われていると思われる。
○起こりやすい障害の分析を行えば、どの筋群・部位を意識するかが分かってきます。
起こり得る、予測できる突発性・急性の障害、予測できる備蓄して起こる障害など。
主に首、手首、膝、下腿など、特異的に足が固定さされ、発生する障害や器具や
ライディングテクニック不備から生じる傷害など。
傷害の分析について、より明確な研究内容が必要に成ってきます。スポーツ科学者の
専門的研究を参考にし情報を集める事が重要に成ります。
これらを参考にし効率よく合理的にプログラム計画に役立てるようにします。
■ トレーニング種目
まずここで行うトレーニングの主な種目は大きく分けて有酸素性運動、レジスタンス・
トレーニング、プライオメトリックスとなり、段階的にプログラムされます。
○有酸素性運動、ここではウォーキング、ジョギング、そしてインターバル・トレーニングや
縄跳びが含まれます。
○レジスタンス・トレーニングはマシーン、フリーウエイトなどを使った
トレーニングになります。
○プライオメトリックスにはアジリティも含み、レペティション法や器具を使った
トレーニングを行います。
冬季は室内のトレーニング・コンディショニング・プログラムが中心になると思われ、
使う施設・設備によって工夫が必要になると思います。
■プログラムの計画
ここでのプログラムはピリオダイゼーション(期分け)の原理を利用し構成します。
ピリオダイゼーションとは第一段階でストレスを受け、第二段階で刺激に適応し、第三段階で
刺激に不適応になる反応をうまく利用し効果的にトレーニングを誘導する方法です。
トレーニングの効果を専門的な体力要素やパフォーマンスの向上に移行し、
オーバーワーク(特に冬は疲労を残さない)や刺激のマンネリ化を防ぎ、
持久力・筋肥大・筋力・パワートレーニングを段階的に操作し目標を達成する
可能性を高める方法です。
インシーズに近づくにつれ特異性・専門性を重視し最終的に傷害予防と運動機能の向上に
つなげて行きます。また、プログラムはマクロサイクル、メゾサイクル、ミクロサイクルに
分かれます。
○マクロサイクル、長期的トレーニングサイクル、トレーニング期間全体を指す。
○メゾサイクル、中間的トレーニングサイクル数週間から数ヶ月までの期間、その期間は様々。
○ミクロサイクル、短期的トレーニングサイクル、毎日から1週間単位のバリエーション。
またスノーボードは冬のスポーツと言う事で春夏秋にコンディショニングと同時に
スノーボードテクニックの練習が出来ない事が上げられます。
そして、スノーボード以外でも多彩な趣味を持つ人も多いと思われます。
そこで、プログラムは冬山で食べた人のシェイプアップと生活習慣病予防など含め、
多彩な趣味や日常生活にも役立つ、利用しやすいプログラムが必要になってきます。
プログラムのスタートは(冬季)シーズンオフ、春からのプログラム計画から始めます。
一度夏ごろに(クライアントの多彩な趣味に合わせ)ピークを持って行き、
これにより後に来る本格的シーズンの下調べとして役立つと思います。
プログラム開始前に必要な事は、目標を立てる・身体組成/形成・体力テストに成ります。
1)目標を立てる
目標を立てる事により、やるべき事が分かって来ます。これがマクロサイクルに成り、
その為に今行う目的が分かって来ます(メゾサイクル)。
それにより目の前の短期的な計画が立てられます(ミクロサイクル)。
2)身体組成/形成
身体組成/形成をチェックします。これにより身体の変化が分かります。
3)体力テスト
安静時心拍数・血圧・筋力・持久力・柔軟性・有酸素性運動能力・無酸素性運動能力といった
多数の項目が含まれ、プログラムの効果を検証する時に役立ちます。
体力テストは一人で行うには難しいものがあり、専門家のアドバイスが必要になってきます。
他に毎日のトレーニング日誌の記入が役立ってきます。後日、専門家のアドバイスを受ける時に
役立ちます。
■ まとめ
キーワードのひとつとして、オフシーズンからのプログラムの進行によりクライアントの
身体的(心理的)自身が向上すればパフォーマンスにも良い影響が出るでしょう。
最後にトレーニングは個人的なものであり、一人一人の目標・体力・適応の仕方・意欲が違い、
皆が同じで良いと言う訳には行きません。
これらの事柄を考慮しプランを考え、クライアントに説明をします。これらが皆さんの
参考の1つになれば幸いです。
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