2015年7月6日月曜日

グリップ幅・グリップの向きとプルアップとラットプルダウンの筋活動

グリップ幅・グリップの向きとプルアップとラットプルダウンの筋活動


グリップの向きごとに活動が最大する筋(プルアップ)
グリップの向き
活動が増加する筋
プロネイティッドグリップ
僧帽筋下部
棘下筋
スピネイティッドグリップ
大胸筋※
上腕二頭筋
パーフェクトプルアップ
(360°回転式ハンドル)
広背筋
※胸筋のエクササイズではないことに注意


グリップの向きごとに活動が最大する筋(ラットプルダウン)
グリップの向き
活動が増加する筋
活動が変化しない筋
プロネイティッドグリップ
広背筋
僧帽筋中部
スピネイティッドグリップ

上腕二頭筋
ニュートラルグリップ
大胸筋
三角筋後部
他のバリエーションと比較して筋活動が最も大きいもの


グリップの向き
パーフェクトプルアップ(360°回転式ハンドル)、2つのハンドルでプロネイティッドグリップで運動を開始して、スピネイティッドグリップで運動を終了する。


グリップの幅
ラットプルダウンナロウ・スピネイティッドグリップワイド・プロネイティッドグリップで行う場合、上腕二頭筋と広背筋の筋活動にはいかなる有意差はない
広背筋の筋活動が最大であるのは、肩甲骨を内転させてシーティッドロウを実施した場合である。


ビハインドネックとフロントネック
ラットプルダウンに関して、ワイドグリップのフロントネックと、標準的なグリップ幅のビハインドネックの比較の結果、ビハインドネック・ラットプルダウンよりもフロントネック・ラットプルダウンのほうが、広背筋と三角筋後部の筋活動が大きいことが認められた。


現場への応用
広背筋を鍛えるには、プロネイティッドグリップでラットプルダウンを行うか、回転式ハンドルでプルアップを行うことを勧められる。


上腕二頭筋の筋活動を増加させる傾向にあるのは、プルアップをスピネイティッドグリップで行う。



Vol 22 Num 3 Apr2015 p53-p55

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