グリップ幅・グリップの向きとプルアップとラットプルダウンの筋活動
グリップの向きごとに活動が最大する筋(プルアップ)
グリップの向き
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活動が増加する筋
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プロネイティッドグリップ
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僧帽筋下部
棘下筋
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スピネイティッドグリップ
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大胸筋※
上腕二頭筋
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パーフェクトプルアップ
(360°回転式ハンドル)
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広背筋
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※胸筋のエクササイズではないことに注意
グリップの向きごとに活動が最大する筋(ラットプルダウン)
グリップの向き
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活動が増加する筋
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活動が変化しない筋
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プロネイティッドグリップ
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広背筋
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僧帽筋中部
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スピネイティッドグリップ
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上腕二頭筋
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ニュートラルグリップ
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大胸筋
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三角筋後部
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他のバリエーションと比較して筋活動が最も大きいもの
グリップの向き
パーフェクトプルアップ(360°回転式ハンドル)、2つのハンドルでプロネイティッドグリップで運動を開始して、スピネイティッドグリップで運動を終了する。
グリップの幅
ラットプルダウンをナロウ・スピネイティッドグリップとワイド・プロネイティッドグリップで行う場合、上腕二頭筋と広背筋の筋活動にはいかなる有意差はない。
広背筋の筋活動が最大であるのは、肩甲骨を内転させてシーティッドロウを実施した場合である。
ビハインドネックとフロントネック
ラットプルダウンに関して、ワイドグリップのフロントネックと、標準的なグリップ幅のビハインドネックの比較の結果、ビハインドネック・ラットプルダウンよりもフロントネック・ラットプルダウンのほうが、広背筋と三角筋後部の筋活動が大きいことが認められた。
現場への応用
広背筋を鍛えるには、プロネイティッドグリップでラットプルダウンを行うか、回転式ハンドルでプルアップを行うことを勧められる。
上腕二頭筋の筋活動を増加させる傾向にあるのは、プルアップをスピネイティッドグリップで行う。
Vol 22 Num 3 Apr2015 p53-p55
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