スクワットのバー・ポジション
◌ローバーバックスクワット
- バーを肩峰の高さより若干下方に位置させる。
◌ハイバーバックスクワット
- バーを肩峰の高さより若干上方に位置させる。
◌フロントスクワット
- 鎖骨における胸郭部の前方にバーを位置させる。
- ハイバーバックスクワットに比較してローバーバックスクワットは、体幹部の前傾がより大きくなるため、より大きな股関節伸展トルクを作り出し、膝関節伸展トルクを減弱する傾向にある。
- しかし、両方の動作(ハイバーバックスクワット、ローバーバックスクワット)に対する力の大きさは関連する関節構造によって十分耐えうるので、両方のポジションは大多数のリフターに適している。
- フロントスクワットはバックスクワットに比較して、膝関節への圧迫力および腰部へのストレスが有意に小さく、膝の靭帯損傷または半月板損傷など多様な膝関節および背部の疾患で苦しむ人に対して実行可能な代替手段となりうる可能性。
- 大きい角度で大腿四頭筋のみを標的とすることが可能であり、殿筋群に比較して大腿前面部の適切な発達を求めたい場合には実施可能な選択肢。
参考:
- 後十字靭帯を損傷している人または過去に後十字靭帯の再建術手術を受けた人には、後方への剪断力が最小になるように膝関節角度を50~60°に制限するのがベスト。
(Vol 23 Num 9 Nov 2016 p71-p72)
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