股関節インピンジメント (Femoral Acetabular Impingement)
最近、ヒップアップ・トレーニングが流行している。
適切なプログラムと指導下でトレーニング実施していても、指導者の目の届かない部分でアンバランスが発生し、腰痛や股関節痛が誘発される危険性。
今回は股間節痛の股間節インピンジメントを取り上げる。
○股関節インピンジメント (FAI)には3タイプ
- カムタイプ (主に若年男性にみられる)
- ピンサータイプ (中年女性に最も多くみられる)
- 2つの混合タイプ (若年男性に最も多くみられる)
○FAIの進行を食い止める方法
股関節屈曲筋、内転筋、内旋筋の最大可動域による激しいトレーニングは、FAIの微候や症状を持続させる可能性
- 活動レベルの修正
- インピンジメントを誘発する姿勢を避ける
- 最大可動域での股関節の屈曲、正中線を超えた内旋や内転を避ける
- ディープスクワットと低いサドルのサイクリングを避ける
- FAIを誘発する姿勢のストレッチングを避ける
- インクライントレッドミルを避ける
○FAIの回避とトレーニング
股関節の外旋筋、外転筋、伸展筋の筋力に重点を置く
- バイクのサドルを上げる
- スクワットやレッグプレスの屈曲動作の際、股関節を外転・外旋させてインピンジメントを回避する
- 機能的動作に関して、長時間の座位を制限
- Wシッティングや脚を組んで座る事を避ける
- 動作の修正以外にも、過度の脊柱前弯や骨盤前傾を矯正するエクササイズや殿筋の筋力強化エクササイズを行う
- フロントプランクwithヒップエクステンション、サイドプランクアブダクション
- 不必要な股関節の内転を避けて修正するクラムシェル
(Vol 24 Num 9 Nov 2017 p20-p31)
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