熱ストレスに曝されると
- 内部体温が上昇
- 皮膚温度が上昇し血流量が増加
- 発汗による水分喪失のため中心血液量が減少
- 心拍数が増加
- 最大心拍出量が減少
- パフォーマンスの低下
暑熱順化を行うと
- 内部体温が低下
- 発汗量が増加し皮膚温度の低下と血流量の減少を助ける
- 血漿量が増加し中心血液量の維持を助ける
- 心拍数が減少
- 最大心拍出量が増加
- パフォーマンスの向上
暑熱順化達成には3つの重要な刺激を繰り返し曝す必要
- 内部体温の上昇
- 皮膚温度の上昇
- 皮膚表面の汗の生産
職業環境で開発された暑熱順化
- 温暖・暑熱環境で屋外ランニングで自然順化
- 温暖環境で断熱ウェアを重ね着(厚着)で暑熱順化の恩恵
〇比較的寒冷な環境で高強度トレーニングを行っているアスリートは、これら3つの刺激に定期的に曝されてる可能性が高い「ある程度の暑熱順化」をすでに経験してる可能性
- 鍛錬されたランナーは5日間で暑熱順化による体温調整効果を得る
- 鍛錬されていないランナーは7-14日間の暑熱順化機関を必要
〇暑熱順化は競技会前のテーパリング期に実施されることが一般的
〇テーパリング期のアスリートに過度のストレスになる
受動的な暑熱順化方策
- 運動直後の深部体温が上昇している状態でサウナや温水浴などの受動的な暑熱順化を実施
- 温暖環境で40分間のトレッドミルランニング直後に6日連続で温水浴で熱耐性が向上し血漿量が増加
- 運動後に湿式サウナを3週間利用でシミュレーションパフォーマンスが向上し特に血漿量の増加
(Vol 27, Num 8, Oct 2020, p33-34)
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